リスクをとらない、リスクを考える。

RISK EDGE

世界経済を肌で感じているか。 投資は究極の知的トレーニング。(4/4)

サブプライム問題から発した世界経済の崩落は今も続く。10年後の自分のために、今何ができるのか? ̶それは投資をして知識を蓄積すること。
田嶋智太郎 = 文 text:TOMOTARO TAJIMA

世界経済を肌で感じているか。 投資は究極の知的トレーニング。(4/4)

 また、原油や金の価格動向などに対しても、これまで以上に強い関心を抱くようになるはずです。そうして得た情報や身についた知識は、結果的に日本株を取引する際にも大いに役立ちます。

 FXは、基本的にテコの力を使った「レバレッジ取引」ですから、それだけリスク管理にも厳しくなければいけません。相場が思わぬ方向に向かったら、傷が浅いうちに厳しく損切り(=ロスカット)する必要がありますし、相場が思い通りの方向に向かったら、適当なところできっちり利益確定しなければなりません。

 「きっと戻ってくるだろう......」とか「まだまだ利幅が稼げるのでは......」などという希望的観測を徹底的に排除し、自らの「欲」に打ち勝たねばなりません。そのためには、より高い「理性」が求められます。その理性は、FX取引を続けるうちにどんどん磨かれるでしょう。

 つまり、FX取引を続けるうちに、自ずと高い「知性」に加えて優れた「理性」を持ち合わせるようになります。結果、みるみる「人間力」が磨かれます。それが自分の新たなアイデンティティーとなるのです。

 他人に信頼されることで新しい友人ができる、仕事で成功して昇進・昇給する。それにともなう満足感で内側からどんどん自分が磨かれるのです。そして、より輝いた存在となり、それが自分を更に美しくする......。

 それこそが、FX取引を続けるなかで得られる最も大きな「副産物」と言っていいでしょう。

田嶋智太郎(たじま・ともたろう)
田嶋智太郎 たじま・ともたろう

経済ジャーナリスト。証券会社勤務を経て、現職。株式・外為・国際商品市場に通じ、関連書籍や連載、講演、テレビ&ラジオ出演と幅広く活躍。著書に「株に成功する技術と失敗する心理」(KKベストセラーズ)など。

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