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おさえておきたい、「金ETF」のポイント。

サブプライム問題から発した世界経済の崩落は今も続く。10年後の自分のために、今何ができるのか? ̶それは投資をして知識を蓄積すること。
田嶋智太郎 = 文 text:TOMOTARO TAJIMA

おさえておきたい、「金ETF」のポイント。

1.数ある金投資の手法のなかで最も手軽にはじめられる。

 金に投資するには、金地金取引や金貨の購入、金先物取引など色々な方法があるが、個人投資家にとっては金ETF が最も手軽。比較的小口で売買ができ、オンライントレードも可能。売買手数料は証券会社によって異なるが、ネット専業証券会社などでは比較的安く済むことが多い。金地金を自宅で保管するときなどに伴う盗難や紛失のリスクがなく安心という面も。

2.株式の信用取引でも有効に活用できる。

 金ETF は東証および大証の取引時間中に「時価」で売買することができる。また、信用取引で「買い建て」あるいは「売り建て」することや、信用取引の現物担保とすることもできる。金ETFを担保とし、株式の個別銘柄を信用で「買い建て」あるいは「売り建て」するというのも一法。金価格は株式相場の下落時にも値下がりしにくく、信用の担保としては好適だ。

3.円高局面では円建ての金ETF価格が下がることもある。

金は基本的に、ニューヨークやロンドンの市場において、ドル建てで取引される。東証や 大証の金ETF は円建てで取引できるが、その価格はドル/円レートを反映する。つまり、ドル建て金価格が上昇していても、それ以上に円高・ドル安が進めば、円建ての金ETF 価格は値下がりすることとなる。そうした関係を理解しておこう。

田嶋智太郎(たじま・ともたろう)
田嶋智太郎 たじま・ともたろう

経済ジャーナリスト。証券会社勤務を経て、現職。株式・外為・国際商品市場に通じ、関連書籍や連載、講演、テレビ&ラジオ出演と幅広く活躍。著書に「株に成功する技術と失敗する心理」(KKベストセラーズ)など。

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